ほみゅの裏倉庫(仮)

ふと思い出したり考えたりしたことのメモとして

予備校

こんばんは,ほみゅをです。お久しぶりです。

 

記事が書けるほどのネタがあまりなかったのでしばらく放置してました。毎日書くのはやはり厳しいなぁと思いました。

 

今回のテーマは予備校です。ご存知の方もいるかと思いますが,僕は現役で大学に入れず一浪して大学に入りました。今回は予備校時代の話とか予備校について思うこととか色々書こうかなぁと思います。

 

当たり前なんですが,予備校に通う人ってほとんど全員が昨年入試で落とされてるんですね。そういうこともあって大抵みんな目が死んでます。死んでますけど,4月頃にはだいたいみんな燃えてます。僕は予備校で友達を作らないタイプだった(Twitterでフォローしてた一人だけ夏前に始めて話したけど基本的に休み時間に暇があれば何言か交わすくらい)ので基本的に授業以外は自習してました。昼ご飯のときは苦痛でしたね。やたらと講義始まりと終わりに大声で「おはようございま〜す」「ありがとうございましたぁァァ〜」と絶叫する人がいたのですが,休み時間には周りの人にどんどん話しかけていくんです。しかも日経新聞を広げながら。絡まれるのが怖くて弁当を持って屋外のベンチで一人で食べてました。ちなみにその挨拶絶叫の人は裏で「挨拶ボーイ」と呼ばれていて,冬前に挨拶を絶叫しすぎるあまり高齢の古文講師をブチ切れさせるという偉業を成し遂げてましたねw

 

予備校のカリキュラムの話をしましょう。多くの予備校では,夏休みまでの前期に基礎固めをしていく方針であることが多いように思います。入試って案外基本事項が抜けてると全然解けないことが多いので前期に基礎固めをするのは当然なんですけれど,「基礎や〜」って言って授業切り出すやつとかたまにいます。大抵もう1浪します。夏休み頃から復習しつつ入試問題を解き始めて夏以降は実践系が多かったかな。いずれにしろ,とにかく予習復習を徹底させられましたね。あと,死ぬほど模試を受けさせられます。夏まではめちゃいい成績が出るんですけれど,夏が明けると現役生が本気を出してきて簡単に抜かされます。そしてその結果を見た担任が「講習は○○をとりなさい〜」と言うんですね。ノルマでもあるのかってくらい講習をとらされます。えっ?はい,講習ばっかりとると復習できません!!みたいなことがよくあります。高いしねそもそも。

 

講師の話。端的に言って予備校の講師は個性的すぎます。初回講義でいきなり煽って自分の参考書を買わせる講師,平気で20分以上延長する講師,和文英訳の和文はシチュエーションが現実には起こりにくいから書き換えろと説教しだす講師,異常なほどに低姿勢な講師,他の講師を堂々と批判する講師…まぁ色々いました。個性が強すぎる講師には大抵信者がいます。僕も何人かの信者になりました。怖いのは,信者になるとその講師の書いた参考書が家に溜まってくることです。あと,予備校生って大抵メンタルやられたあと地獄の一年を過ごすので性格歪みがちなんですよね。それをいいことに無茶苦茶なことをいう講師やら口が異様に悪い講師がめちゃいます。今から思えばなんであんなことにゲラゲラ笑ってたんやろみたいなのもよくあります。いい思い出です。

 

浪人すると性格歪むって話なんですが,浪人中って怒りの沸点が異常なほどに下がるんですよね。大学に入ると残念なことに結構な人が「授業切った〜!」とか「代筆〜!」とかツイートしたりしてるんですよね。でも大学教育を受けることすら許可されていない浪人生からしたら,じゃあその資格ワシらによこせや,とイライラするわけです。そして復習に演習に予習にと追われ続ける夏休みは,大学生を見るとみんな遊び散らしてるんですね。ただ合格してるかしてないかだけでなんでこんな差があるねん,といった歪んだ感情が支配するようになります。そして秋ごろ現役生が成績を伸ばしてくるようになるとさらにストレスが溜まり,入試が近くなるにつれて「次こそは不合格できない」と焦りの感情が襲ってきます。負の感情にリンチされ続けるわけです。結果として性格が歪んでしまうので,大学に入ると浪人生同士仲良くなりがちです。「浪人は必要な人生経験」「浪人してなんぼ」「これだから現役は」といった勘違いしかない妄想をしがちなのも浪人の特徴かもしれません。

 

最後に一つ。浪人生って,普通の予備校に通ってたら大抵「各種学校の学生」と扱われるので学生ですし,予備校は学校なんです。だから学生証もあります。学割も効きます。でも映画を見るのはすごく気が引けるんですね。

店員「学生証を出してください」

ぼく「スッ(駿台の学生証)」

店員「…。大学生料金ですね〜」または「…。高校生料金ですね〜」

これ,どちらで返されても少々つらい。

 

ではでは